2025年の日出生台での米軍実弾砲撃演習は人員、車両、過去最大規模

通算16回目となる米海兵隊による実弾砲撃訓練が2月27日から3月7日までの9日間、日出生台演習場で行われた。


同演習場では近年、日米共同訓練が頻繁に行われるようになり、
今年に入っても1月に日英共同訓練が初めて実施された。

その直後に今回の米軍訓練が、人員数、車両数、ともに過去最大規模で実施されることとなった。

日出生台での米軍訓練を規定する「米軍使用協定」では、訓練規模について、「最大でも300人強、車両60台」と定めている。
しかし今回の訓練は「人員430名、車両約110両」。
明らかに協定違反ではないかと指摘された。

しかし、九州防衛局(以下、九防)は「協定の数字は支援部隊を含まない数字であり、
今回出された数字は支援部隊を含む数字であるため多く見えるだけで、協定違反ではない」との弁明に収支した。
しかし、九防は、舞台の内訳は明らかにしなかったため、実態がどうだったのかは明らかにされなかった。
この理屈がなりたつのであれば、協定は実質的になし崩し、無制限の拡大につながりかねない。
 

最終更新日: 2025年11月22日