米軍演習監視にあたっての心得
演習監視にあたっての心得をまとめてみました。
1 予断を持たずに見る
今までこうだったから、たぶん今年もこうだろうというような予見、予断を持たずに状況を 見ていく。何が起きるかわからないので、
2 期間中はいつもカメラ、ビデオを持っておく。(記録の重要性。どんな問題も記録されなければ無視される。常に充電されたカメラ、ビデオを手元に)
3 とにかく、米軍が何かをやっているその場に一緒にいることが重要。米軍側が問題を起こしても、彼らの方からそれを公表することは期待できない。こちらから発見され、指摘され、否定できなくなってようやく最後にしぶしぶ認めることはあるけれど。
4 目の前で起きていることを、それがどういう意味を持つのか、この先、どういう事態につながっていく可能性があるかを常に意識しながら見て、対応を考える。
5 恒常化に伴う慣れや緩み、担当者の任期交代時のどさくさまぎれ拡大に注意を
長年にわたって訓練が繰り返されてくると、慣れや緩みが生じやすくなるだけでなく、米軍、防衛局、大分県、地元自治体、報道関係者 などそれぞれ担当者が交代する。そのどさくさに乗じて、さも今までもそうだったかのように情報開示が減らされたり、演習の拡大が起きたりするので要注意。
6 立場の違いを超えて、それぞれの個人、グループ、組織が直ちに反応することの重要性
「日出生台での米軍使用協定」は、米軍が協定の締結当事者として入っていないという致命的欠陥を持つ。それでももし協定や確認書に違反する訓練が確認されれば、4者協議会(大分県、玖珠町、九重町)、住民や労働団体、平和団体もがすぐに反応し、抗議や説明を求め、マスコミもそれをしっかりと報道してきたために、米軍側も地元を完全に無視することはできない状況で今まではきている。
ただし、沖縄や他の地域での状況を見ると、米軍はその時が来れば、地元や国でさえも完全に無視して自分たちの訓練を優先する。これは私たち住民、県民の存在を彼らに常に意識させる活動は重要。(監視活動、抗議、事前説明会、公開訓練などの
省略を許さないこと)
7 米軍がやりたい訓練を好きにやれる場にさせないこと。
米軍側は、自分たちのやりたい訓練を、情報を出さず、なんの制約もなく自由に訓練ができる場、訓練をやりやすい場にしていきたいと考えていると思われる。こちら側は、逆に米軍側に、情報を毎回きちんと出させ、彼らが自由に訓練できる場にさせないことが、今後の拡大を防ぎ、「縮小廃止」につなげていくために必要。
8 継続は力なり。これらの活動はそれにとり組んでいる私たち自身が、まず健康で元気でい続けることが大前提。